こんにちは。こころ整体整骨院の坂口です。
本日は外反母趾についてお話をしていきます。
外反母趾とは、足の母趾が外側に変形をすることをいいます。母趾が外側に変形することにより第一関節部が靴などが当たり痛みが出る疾患です。女性に多くみられだいたい90パーセントは女性です。特にハイヒールのようなかかとが高くつま先が細くなっている靴を長時間履くことがなりやすい要因ともいわれています。逆につま先の幅広い靴を履いてる場合は靴の中で足が滑りつま先が靴の先にあたり指にストレスがかかり発症する場合もある。症状の進行によって痛みがあり歩行や立つたびに痛みがあるようになる場合がある。
外反母趾になると歩行時に母趾がうまく使えないようになるため示趾や中趾の付け根に慢性的なタコが出来ることがある。子供にもまれだがなる場合もある。
外反母趾はレントゲン撮影によって母趾の曲がった角度により診断と重症度がわかる。
0から20度 正常
20から30度 軽度
30から40度 中度
40度以上 重度
ただ角度と痛みの度合いが必ずしも一致するわけではない。
原因としては、女性、遺伝、ハイヒールが三大原因であると言われています。裸足で生活する民族の調査でも男性に比べて女性が多くみられます。これは女性の方が第一中足骨が内転しやすく、母趾が外転しやすい傾向にあることが原因である。裸足生活者には外反母趾は少なく、古代人の足型化石に外反母趾は見られず、日本の江戸時代以前の書物には外反母趾の記載はされていない。靴が外反母趾の要因が大きいと言われています。靴のサイズが合っていない、ハイヒールを長時間履くなどで足の筋肉、特に足の指を使わないことにより筋肉が萎縮することにより中足骨が内転、回内しやすくなる、中足骨が内転することにより基節骨と関節する部分が内側に移動するため全体的な形では指先が外側になっているように見える。
治療法としては、保存療法と手術療法がある。保存療法には靴の指導、運動療法、テーピング固定、足底板(偏平足の場合)などをして治療を行う、運動療法ではタオルギャザーが有名である。保存療法では軽度から中等度の外反母趾に有効とされている。
手術療法では、現在使われいる手術法は第一中足骨の骨切り術である。第一中足骨をどこかで切り取り内反を矯正すると母趾の外反も矯正される。骨切りをする部位によって遠位、近位、骨幹部の骨切り術に分類される。
以上外反母趾のお話は終わりです。
今回でだいたいの足の疾患は終わったので次は、下肢の疾患の話していきたいと思います。
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