こんにちは! 鶴橋こころ整体整骨院で鍼灸師をしております。 石本と申します。 東成区東小橋にある当院に勤務し始め早5年が経ち、日々地域の皆様にマッサージ、鍼灸治療、骨盤矯正、姿勢矯正を施術させていただいております。 このブログコーナーでも何度か投稿をさせていただき、読んでくれた方がご自身の健康について考えるきっかけになっていただければと投稿させていただいております。 最近のニュースといえば、米大リーグのワールドシリーズを4年ぶりに制したロサンゼルスドジャーズの優勝の話題で持ちきりですね! ニューヨークヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で左肩を負傷しながらも最後まで戦い抜いた大谷翔平選手にも賞賛の声が上がっています。 大谷翔平選手が負傷した左肩の亜脱臼、これを聞いた時には私も冷や汗をかきましたが、今回はこの亜脱臼についてお話ししたいと思います。 まず肩関節の脱臼というものがどういうものなのか説明すると、肩関節は構造上、体の中で最も安定性のない関節といわれています。そのため、大きな外力が肩にかかると関節が外れてしまうものを脱臼といいます。 肩関節脱臼は上腕骨と肩甲骨より構成される関節で「肩甲上腕関節」という関節が脱臼することを言い、鎖骨と肩甲骨の間が脱臼する「肩鎖関節脱臼」と混合することが多いので注意が必要です。 肩関節を脱臼すると関節が外れないように保持している関節包(関節を覆っている袋状のまく)や関節唇(関節をくっつけているもの)を損傷します。 それでは今回の本題である肩関節亜脱臼と脱臼は何が違うのかというと亜脱臼は一度外れかかってまた戻った不完全な脱臼の事を言います。 瞬間的に強い痛みを感じますが、肩が外れたと感じないこともあります。 もし、肩関節を脱臼もしくは亜脱臼しても自分でもどそうとせず、急いで病院を受診することをおすすめします。 正しい知識がないひとが整復をすると肩周辺の血管や神経を損傷するおそれがあり大変危険です。 整復後は数週間、肩を固定して安静にします。 同時に肩関節に負担がかからない方法で筋力強化を目的としたリハビリテーションを開始します。 脱臼、亜脱臼になる頻度が少ない場合には、脱臼を起こす要因となる動作をさける(ボールを投げるような腕を後ろに振りかぶるような動作) これからの時期はスキーやスノーボードなど転倒し、肩を強打する可能性が高いスポーツもシーズンに入ります。 万が一脱臼してしまった時には整骨院や病院など専門的な知識を持った人がいる施設へすぐご受診ください。 ご予約ご相談はこちらから