ワイヤーロープシステムと言う考え方
身体から、上に伸びている首の骨、その上に頭が乗っかっている。
頭を支えている大黒柱の首の骨は、可動域を得るため７個に分かれ
骨と骨どうしは、椎間板と言うクッションで一定の間隔で保たれ
その状態が維持できるように、靭帯で止めてある。
首の前後左右の筋肉は、もちろん首を動かすために使われるが、
頭と首の垂直方向安定化のために、前後左右働いている筋肉が存在し、
そのような筋肉の相互作用を保つのが重要になる。
その重要な相互作用を正しく理解してもらうためにシンプルに
例えてみる考え方としてワイヤーロープシステムが唱えられた。
右のワンポールテントの真ん中の黒く見える棒（柱）を
左の人体の真ん中を走っている頚椎だと想像する。
右の周りから張り巡らされている白いワイヤーロープを
左の人体図の首の骨を覆っている赤い筋肉だと考える。
もし、右側のテントのワイヤーロープ張り具合（テンション）が
左右変わってしまったらどうなるだろう？
張りの弱い方が、張りの強い方に引っ張られてしまう。
もし、左側の人体図の首の筋肉が、何らかの原因で過緊張状態に
なってしまったらどうなるだろう？
垂直方向に保てなくなり、左右のバランスが崩れ傾き
深層の首を支えている筋肉は、持続的に頚部支持する状態が続き
筋が硬直してしまい障害が起きます。
首に障害を起こさないためにも、
首の筋肉の前後左右の相互作用が重要（ワイヤーロープシステム）
相互作用を失った場合は、硬い所を緩める事、テンションが下がった反対側の筋肉を強くする事、その二つの方法があります。
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