こんにちは!
鶴橋こころ整体整骨院に所属しております竹松と申します!
いつも鶴橋こころブログをご観覧いただき誠にありがとうございます!
今回はどんな治療なの?どんな効果があるの?とよくご質問をうける吸い玉治療について詳しくまとめさせていただいたので御照会したいと思います。
まず、歴史から説明すると
吸玉(カッピング)療法の歴史は、古くギリシャでは紀元前5世紀ごろ、インドでは紀元前600年ごろ、中国では紀元前100年ごろと古代文明に起源を持つと言われており、ギリシャの医師ヒポクラテス(医学の祖)も推奨しており、特に中国の伝統医学においては、数千年にわたって行われてきた療法であり、火罐(ひかん)とも呼ばれています。
こんなに古くから長きにわたって受け継がれるには、理由がありそうですね!
なぜ、昔から変わらず受け注がれているのでしょうか?
吸い玉の治療法についてご説明しますね!
お身体の悪い部分やその周辺の皮膚に直接カップを当て、吸引していきます。
その際に、皮膚と筋肉を引き上げる事で、血管と神経の通り道を広げ、血流を通り易くして、「血の流れの滞り」の改善を目指す療法になります。
では、カッピングする事で期待される効果は
大きく分けて2つあります。
ひとつ目は血行・血流促進効果
吸い玉によって皮膚とその下の筋肉が引き上げられ、筋肉内の血管を通る隙間を広げる事で血流が改善されると言われています。
栄養や酸素を沢山含んだ血液がこれにより、筋肉に行き渡りやすくなり、筋肉の疲労回復や痛みの軽減が期待できます。
ふたつ目は老廃物の排出
血管の通る隙間が広がり血流が促進されると、老廃物が溜まった血液はドロドロなので、吸い上げられる圧により、体外に排出されると考えられます。
排出される事で体内の浄化作用になります。
この時に吸われた痕の色の濃さや、色の出方で体の老廃物が沢山溜まった場所がわかると言われます。
また、近年では次のような効果もあることから
一気に吸い玉への注目が集まりました。
リラクゼーション効果
カッピングは筋肉の緊張を和らげ、リラクゼーション効果があるとされています。特にストレスの軽減に寄与することが報告されています。
筋膜リリース
筋肉を吸い上げる事で、筋肉と筋膜の癒着を剥がし、動きを改善し動作がスムーズに行えるようになります。特にスポーツをやっている人はより効果を感じます。
実際には肩こりや腰の痛みがある方の多くは、長い間筋肉が硬くなった状態を我慢していることから、筋肉同士の癒着が起こっているので、それを剥がして血流を促進する事で筋肉の動きが良くなったり
スポーツなどの関節を動かす筋肉の働きの改善により、可動域が上がるといった効果を感じることができます。
不眠症の改善:血行血流を促進することにより、交感神経、副交感神経の改善を促し、
切り替えの復活が見込めます。
美容効果:表皮を上げ刺激を与えることで、酸素、栄養素が行き渡り、毛細血管の再生に効果があり、肌の復活に効果が見込めます。
カッピングの注意点
カッピングには注意が必要な点もあります。以下はその一部です。
皮膚の色の変化:カッピングによって皮膚に一時的な痕跡が残ることがあり、2週間もあれば元に戻ります。敏感肌の人は注意が必要です。
専門家の指導:カッピングは専門知識を持つ施術者によって行われるべきであり、自己流で行うことは避けるべきです。
現代のカッピング
現代においても、カッピングはスポーツ選手や一般の人々の間で人気があります。オリンピック選手がカッピングの痕をつけたまま競技に出場する姿が話題になり、その効果が広く知られるようになりました。多くの人が、疲労回復やストレス解消のためにこの療法を取り入れています。
カッピングは、伝統的な療法でありながら、現代の健康管理においてもその価値が認められつつあります。正しい知識と方法で行うことで、その効果を最大限に引き出すことができるでしょう。