こんにちは、こんばんは鶴橋こころ整体整骨院の坂口です。秋の季節になってきましたね。日差しもあったかいですし、風は冷たいしすごしやすく非常に良い季節なりました。秋になると運動会や食欲もおおせいになり、身体に支障が起きたりしますのできをつけていろいろ趣味にうちこんでくださいね。
さて今回は手根管症候群について話をしていきます。手根管とは、手首に部分にあり健や神経を抑えてスムーズに手首、指を動かすようにする役割があります。イメージではおっきいリストバンドと思ってもらっていいと思います。手根管の中が何らかの原因により神経を圧迫することにより疾患を手根管症候群といいます。
手根管の中には正中神経が通り手のひらの感覚、指などを動かす筋肉を支配しています。この正中神経が圧迫されることにより、感覚障害、運動器障害をきたします。原因は多数在りますが、まずは手首もしくは指を繰り返し使うことにより筋肉が膨張して手根管部で正中神経が圧迫される場合があります。使い過ぎ(オーバーユース)が原因のパターンです。ほかに手首の動きに関係なく内臓疾患でも起きることがあります。腎臓の透析を長期間受けている方は、体内にアミロイドと呼ばれる物質が蓄積します。このアミロイドが手根管に沈着すると正中神経が圧迫され、手根管症候群を発症します。
リウマチにより炎症がおきて神経を圧迫することも有名で、他には妊娠、甲状腺疾患により手根管症候群になることも報告されています。糖尿病では正中神経自体が障害をおこし神経痛を起こすこともあります。
症状は、正中神経の領域の小指以外の感覚麻痺、しびれがあり、寝ているときに手根管内部に健がむくみ朝方にしびれがひどくなるのが特徴です。筋肉の動作では親指と他の指とを向かい合わす動作(対立運動)や物とつかむ動作、日常生活では、ボタンをかける動作、お札などをつまむ動作が出来なくなり日常生活に重大な障害が起きます。
運動障害より感覚障害の方が先に起きることが多いと言われています。
検査では、チネルサイン、ファーレンテストが有名で、チネルサインは手首の手のひら側を叩くと指先までしびれ、痛みが響きます。ファーレンテストは身体の前で両手の甲を合わせて1分間その状態を保つとしびれが強くなってきます。特徴的な動作でフリックサインがありしびれがあるので無意識に手を振ってしまう事もあります。
治療では、保存療法と手術があり、主には保存療法になることが多いです。ほとんどの場合が手根管の筋肉の問題が多いので筋緊張を緩和させる、手技や処置を行います。手術では手根管を切ってしまい圧迫が起きないようにします。どちらの治療も再発することがあり、先生とのしっかりとした話合いで決めることが必要です。
簡単ですが、以上が手根管症候群の話になります。
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