生理痛をやわらげる東洋医学セルフケア|おうちでできるツボ押しとお灸のすすめ
毎月やってくる生理痛。「お腹が痛くて動けない」「腰まで重だるい」「薬が手放せない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
東洋医学では、生理痛は単に子宮だけの問題ではなく、「冷え」「血流の滞り」「ストレスによる気の巡りの乱れ」が関係していると考えます。そのため、体全体のバランスを整えることで、痛みを和らげ、根本的な体質改善を目指します。
今回は、自宅で簡単にできる東洋医学のセルフケアをご紹介します。
1.まずは体を冷やさないことが最優先!
東洋医学では、「冷えは万病のもと」と言われます。特に生理中は、下腹部が冷えることで血流が悪くなり、痛みが強くなると考えられています。
夏場でも冷房でお腹や足首が冷えている方は少なくありません。薄手の腹巻きやレッグウォーマーを活用し、足元から温める習慣をつけましょう。
また、シャワーだけで済ませず、38〜40度のお湯に15分ほど浸かることで、全身の血流が改善し、生理痛の予防にもつながります。
2.三陰交のツボ押しで血流改善
生理痛のセルフケアで最も有名なツボが三陰交です。
場所は、内くるぶしの最も高い位置から指4本分上、すねの骨の内側にあります。
ここは、婦人科系の不調に広く使われる重要なツボです。
押し方は、親指で少し痛気持ちいい程度の強さで5秒押し、5秒休むを10回程度繰り返します。左右とも行いましょう。
入浴後や寝る前に行うと、体が温まり、より効果を感じやすくなります。
3.関元を温めて子宮を元気に
おへそから指4本分下にある関元は、「生命エネルギーが集まる場所」とも呼ばれる大切なツボです。
使い捨てカイロや温熱シートで優しく温めたり、市販の台座灸を利用したりするのもおすすめです。
特に、
・生理痛が温めると楽になる
・手足が冷えやすい
・経血量が少ない
という方には、関元を温める習慣が役立ちます。
ただし、低温やけどには十分注意し、心地よい温かさを目安にしましょう。
4.血海のツボで巡りを整える
膝のお皿の内側から指3本ほど上にある血海は、その名の通り「血の海」と呼ばれるツボです。
血流を促し、生理中の重だるさや冷えの改善に役立つとされています。
指の腹で円を描くように30秒ほどマッサージし、左右とも行いましょう。
三陰交と組み合わせることで、より血液の巡りを整えることが期待できます。
5.ストレスケアも生理痛改善のカギ
東洋医学では、ストレスによって「気」の流れが滞ると、生理痛が悪化すると考えます。
忙しい毎日の中でも、
・深呼吸をする
・軽い散歩をする
・好きな音楽を聴く
・十分な睡眠をとる
など、自分をリラックスさせる時間を作ることが大切です。
激しい運動ではなく、軽いウォーキングやストレッチ程度でも血流改善には十分効果があります。
6.無理をしないことも大切
生理中は、体が「休みなさい」とサインを送っている時期でもあります。
眠気が強い、食欲が増える、体が重いと感じるのは、体を回復させようとする自然な反応です。
無理に頑張りすぎず、温かい飲み物を飲み、しっかり休養を取ることも大切なセルフケアの一つです。
ただし、鎮痛薬が効かないほどの強い痛みや、年々症状が悪化している場合は、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れている可能性もあります。早めに婦人科を受診しましょう。
東洋医学のセルフケアは、毎日の積み重ねによって少しずつ体質を整えていくものです。自分の体と向き合いながら、無理なく続けられる方法を取り入れて、毎月を少しでも快適に過ごしていきましょう。
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