雨の日にむくみがひどくなったことは、ありませんか?
原因と対策を探っていきます
雨の日にむくみが酷くなるという人が、けっこう多いようです。
脚や手や顔などがパンパンになって、痛みを伴うこともあります。
天気の変化は我々の体調と、驚くほど密接な関係があります。
ここでは、雨の日にむくみが酷くなる原因と対策を、探っていきます。
雨の日にむくみが酷くなる原因
雨の日にむくみが酷くなる原因は、低気圧が関係しています。
一般的に高気圧に覆われると晴れて、低気圧に覆われると曇ったり雨が降ります。
雨の日には低気圧に覆われて、気圧が下がることで、むくみが酷くなります。
まず気圧が下がると、体の中の血管は拡張します。
このとき血液中の血漿が、血管からにじみ出てきます。
血漿というのは約90%が、水で構成されています。
ですから血漿が血管からにじみ出ると、細胞間の水が増加した状態になり、むくみとなります。
これが雨の日に、むくみが酷くなる原因です。
雨の日にむくみが酷くなる対策
前述したような気圧の変化でも、みんなにむくみが出るわけではありません。
元々むくみやすい体質があるからこそ、雨の日にむくみが出るのです。
むくみが出た時だけ、マッサージなどをして対策するよりも、日頃からむくみが出にくい体質に、改善していくことが大事です。
むくみやすい体質を、改善する方法を紹介します。
ストレッチや運動で血流を良くする
むくみやすい体質の人は、血流が悪い人が多いのです。
デスクワークや立ち仕事で、同じ姿勢を長時間している人に、むくみが出やすいのも、血流が悪くなるためです。
体に溜まった余分な水分や老廃物は、静脈やリンパ管に運ばれます。
しかし血流が悪くなると、水分や老廃物が溜まっていき、むくみとなります。
特に脚がむくみやすいという人は、第二の心臓と言われているふくらはぎを、動かすようにします。
筋肉が動くことでポンプの役割になり、血流を改善してくれるのです。
できれば立ち上がって、しばらく歩くのがいいでしょう。
それが出来ない場合は、座ったままでもいいので、足首を動かすようにします。
こうするとふくらはぎの筋肉を、収縮させることができます。
またお風呂に浸かるのも、血行改善には効果的です。
お湯の温かさと、適度に水圧がかかることで、血行を促進してくれます。
塩分の取り過ぎに注意する
塩分に含まれるナトリウムが、体に水を溜め込みやすくして、むくみの原因になります。
厚生労働省が出している、1日あたりの塩分摂取量の目標値が、男性8g、女性7gとなっています。
インスタント食品や外食が多い人は、目標値を超えている人が、多いのではないでしょうか。
過剰に塩分を摂取した場合は、カリウムを摂取すれば、体内のナトリムを排出してくれます。
カリウムは野菜や果物に、多く含まれていますので、野菜や果物を食べましょう。
ただし野菜は煮ると、カリウムがお湯に溶け出しますので、注意して下さい。
病気の可能性もある
肝臓や腎臓の病気で、慢性的にむくみが出ることもあります。
肝臓が弱っていると、血管内に水分を保持する成分が生成できなくなり、むくみが出ることがあります。
腎臓が悪くなると尿が出なくなり、老廃物や水分が蓄積して、むくみになることがあります。
むくみがひどい場合には、専門医を受診したほうがいいでしょう。
まとめ
雨の日にむくみが酷くなる原因は、気圧が低くなり血管から水分が、にじみ出るためである。
対策としては、むくみやすい体質を改善すること。
それには運動やストレッチなどで血流を改善することと、塩分の過剰摂取に気をつける。
肝臓や腎臓の病気の可能性もあるので、むくみがひどい場合は専門医を受診する。
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