こんにちは、鶴橋こころ整体整骨院の坂口です。
前回は足底腱膜炎のお話をしましたが、今回はまた足の疾患、若いスポーツをする子に多い疾患の一つ種子骨炎について話していきます。
さて種子骨と言うのが身体にはあります。種子骨は骨の名称ではなく総称、骨の種類の名前になります。身体には一つではなく何個もあり、人により数もバラバラです。漢字の通りタネみたいに小さい物が多いですが、人体の最も大きい種子骨は膝のお皿(膝蓋骨)になります。大きさもバラバラですが、人体の働きには大切な骨です。
足裏の母指のつけ根にも二個種子骨は存在しています。役割としては親指を曲げる筋肉が二つの種子骨の間を通る為、その腱を守る作用と立っている時の重心が母子に乗る為支えになっています。母子周辺の筋肉を円滑に動かす作用があります。
症状としては、歩いたり走ったりすると母指球部に痛みがあり、母指を反り返らすと母指球部に痛みがはしります。症状が進行すると足を地面につけるだけで痛みがあり歩行が困難になります。
陸上、バスケットボール、マラソンなどよく走る競技に多く見られます。あとは空手、剣道など足の裏を強く打ち付ける競技にも多いです。小学生から中学生でよく見られ大人になるほど発生頻度が低下していく傾向です。
なぜ起きるかと言うと、ランニング時などで繰り返し足底筋が引っ張られる事により引っ張る牽引力が種子骨に伝わり炎症を起こします。前回お話した足底腱膜炎の踵ではなく母指部の種子骨にストレスかかるタイプです。また、繰り返しの踏み込み動作により衝撃が種子骨に伝わり炎症が起きて痛みがでます。
その他として先天性に内側の種子骨が二つに分離している場合があります。(分裂種子骨)これがある事で痛みが出やすい人もいます。土踏まずがありすぎる(ハイアーチ)の人は種子骨炎になりやすい傾向にあります。
治療としては、スポーツをしている時は一時休止をして安静にします。靴の中敷きをクッション性の高い物に変えて体重をかけてた時に負担がかからないようにします。足底筋に硬さがみられる時には整骨院などにいき、足底筋の柔軟性を高める事が大切です。ほとんどの方はこのような保存療法で良くなりますが、希に治らない事があるのでその場合は整形外科に行き先生と相談の上、手術適応化話が必要です。
ただこのような痛みがある場合はまず鶴橋こころ整体整骨院に来院してください。診断をして今の状況を説明いたします。
次回も続けて足の疾患をしていきます。
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