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ジャンパー膝 分裂膝蓋骨

2019.06.05

こんにちは、こんばんは鶴橋こころ整体整骨院の坂口です。
最近暑くなり夜も寝苦しくなってきました、この時期は熱中症が意外と多い時期になるので水分をしっかり取り気を付けましょう。
さて、今回はジャンパー膝と膝蓋骨分離症についてお話をしていきます。

ジャンパー膝とは、スポーツや運動などを過度に繰り返し行うことにより起きる疾患です。別名膝蓋腱炎とも言われます。
名前のとおりジャンプを繰り返し行うことで起きやすい疾患です。バレーボール、バスケットボールなどがなることが多いです。

原因はジャンプする際に大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)繰り返し使うことにより、膝蓋骨(膝のお皿)から下に脛骨にひっつく腱(膝蓋腱)が炎症を起こします。膝蓋腱は大腿四頭筋の端になるので大腿四頭筋を使うことで引っ張られます。特徴は成人に起きること多いです。子供などは腱より骨が弱く柔らかい為、前回話をしたラルセン病やオスグッド病になる事が多いです。

症状は膝蓋骨(お皿)のすぐ下あたりに圧痛があります。ジャンプしたとき、階段を登るとき、深くしゃがんだ時などに疼痛が出ることがあります。

検査・診断は痛みのある動作、運動の頻度、圧痛の部位などから診断を行います。使い過ぎが主な原因になるのでその人の日常などを詳しく聞く必要があります。

治療はまず安静、運動の軽減もしくは中止、炎症部位のアイシング、大腿四頭筋の筋緊張緩和を行うことが多く、抗炎症剤などを投与されることもまれにあります。
ジャンパー膝は以上です。
続いて膝蓋骨分離症の話をしていきます。

膝蓋骨分離症は別名有痛性分裂膝蓋骨と言われます。膝蓋骨が2個以上に分裂をしてしまっていることを言い、だいたい2~6歳の間で膝蓋骨(お皿)が一つになりますが、これがうまくいかず分裂したままになります。少し怖く思いますが、基本的には痛みもなく、問題の起きません。男子に多いです。

痛みが出る原因はジャンパー膝と同じく過度の運動によりおきます。特に大腿四頭筋を使う運動で痛みが出ることが多く、大腿四頭筋が膝蓋骨を引っ張り炎症が起きます。

症状は膝蓋骨の上端外角に痛みと腫れが起きることが多い、膝の曲げ伸ばしをしたときの疼痛があります。

治療は基本的には安静、膝の曲げ伸ばしを控え、大腿四頭筋の筋緊張の緩和をすることにより痛みの低下をします。
予後良好で大人になると痛みなく日常生活が可能なことが多いです。

今回は以上で次回も足の疾患のお話をした際と考えいます。

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