こんにちは、こんばんは鶴橋こころ整体整骨院の坂口です。
あと数日で正月になりますが、年末は寒波になるという話ですがもうすでにかなり寒いです。
今年はコロナウイルスに振り回されてあっという間に終わりそうです。来年になってもコロナウイルスと戦わなければならなくなりそうですね。いいニュースもありワクチンが世界で広まりコロナウイルス感染が収まればと願うばかりです。
さて、今回は下肢のしびれテーマに書いていますが、特定疾患の一つ黄色靭帯骨化症と時間があれば後縦靭帯骨化症もしたいと考えています。まず特定疾患とは細かく言えば日本の厚生労働省で実施している難治性疾患克服研究事業の臨床調査研究分野の対象に指定された疾患だと言う事です。なんのこっちゃやと思うので簡単に言うと難病指定されているものでいいと思います。
黄色靭帯骨化症は脊髄の後方にある椎弓をつなぐ黄色靭帯にカルシウムが沈着することで骨化が発生する疾患です。胸椎に多く胸椎で神経圧迫される為下肢のしびれが特徴的な症状になります。
原因は不明なことが多くなぜカルシウムが沈着をするの分かっていない、高齢者に多く黄色靭帯の成分が若い時と異なる事、遺伝性の可能性も考えられている。
症状は初期では下肢の脱力感やこわばりやしびれがあらわれ背腰部痛、下肢痛が出現する。間欠性跛行(しばらく歩くと足がしびれやだるくなる、休憩をするとしびれやだるさがなくなる)が現れ、重症かすると歩行困難となる。脊柱管狭窄症と症状が類似する部分多いため鑑別診断が必要である。
治療は神経圧迫されている部分にブロック注射、鎮痛剤の投与、手術で骨化部位をの除去などがある。整骨院では、根本的治療はできず痛みの軽減をさせたり対症療法になる。
予後は徐々に下肢の症状の悪化が見られ、悪化の仕方も人により変わり症状が出てから数ヶ月で歩行困難になる人もいれば、徐々に悪化する人もいる。また外的刺激により症状の誘発もある。
黄色靭帯骨化症を誘発する人は後縦靭帯骨化症も誘発していることも多く頚部後縦靭帯骨化症も同じく誘発している場合は頚部後縦靭帯骨化症から手術をするのが一般的である。診断にはレントゲン撮影が有効だが胸椎黄色靭帯骨化症は映りにくく診断が困難であることが多くCTやMRIでの診断が有効である。
後縦靭帯骨化症は頚部に起きること多く、黄色靭帯骨化症と症状は似ているが、頚部後縦靭帯骨化症では手や腕にもしびれ、運動障害などが起き頚部の運動痛や可動域障害が起きる可能性のある。
後縦靭帯骨化症については最後に少しだけしか記載はしないが、黄色靭帯骨化症、後縦靭帯骨化症ともに知識、診断能力が必要になるので整骨院では診察をできずに見逃していることが多いのでセコンドオピニオンをお勧めします。
今回は以上になります。
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