もうすぐ春ですね!
長く厳しい冬もおわりがみえてきて、新生活をはじめる準備に取り掛かっている方も多いのではと思います。
新しい環境を目の前に元気いっぱいに活動できるイメージの春ですが、実は体調を非常に崩しやすい季節です。
本日は春先の体調不良についてお話ししたいと思います。
まず初めになぜ春先は体調を崩しやすいのか、それは気候の急激な変化にあります。
春は日々の寒暖差や昼と夜で高気圧と低気圧が激しく入れ替わる季節です。
寒暖差の変化に対して自律神経の交感神経が優位に働き続けると体内ではエネルギーの消費が激しくなり、非常に疲れやすく体力を消耗しやすくなります。
自律神経には体を活発に動かすための交感神経とリラックスして体を休めるための副交感神経があり、心臓や腸、胃や血管などら様々な臓器がこの自律神経のバランスにより動いています。この自律神経は自分でコントロールできないのが特徴でちょっとしたストレスでもバランスが崩れてしまうので体の内部でも異常が発生する元となります。
春は気温差ももちろん、気圧の変動によっても自律神経のバランスを狂わすことが多いです。
気圧が上がったり、下がったりすると耳の奥にある内耳が敏感に大気の振動を感知します。
内耳とは中耳のさらに奥に存在して三半規管や前庭など体のバランスや平衡感覚を司る器官が集まっている部分です。
内耳が感じとった気圧の変化は前庭神経を通じて脳に伝えられ、自律神経がストレス反応をおこし交感神経が興奮状態になります。
その結果抑うつやめまいの悪化、心拍数の増加や血圧の上昇がおこります。
このように春先の体調不良には自律神経神経が関係しています。
自律神経の調節に対しておすすめしたいのは「内関」というツボを刺激する方法です。
内関は手首の手のひら側のシワの真ん中を肘の方向に指3本分上がったところにあるツボです。
もともと車酔いなどにも良いツボでしたがめまいや自律神経の調整に非常に効果的なことが近年の研究であきらかなりました。
このツボにお灸をすると自律神経が安定し心身ともにリラックスできます。
そして、朝ごはんをしっかり食べて朝から副交感神経を働かせることも大事です。
栄養のある食事としっかり睡眠を取ることで自律神経神経を整えて元気に春をむかえましょう!
お昼は暖かい日差しがありますが、夜はまだまだ冷え込みます。
極端な薄着は避けて暖かい格好でおでかけしてくださいね!!!!!