こんにちは、こんばんは鶴橋こころ整体整骨院の坂口です。あと少しコロナをがんばれ!!!
第一頚椎(環椎)と第2頚椎(軸椎)は頚椎の中でも特殊な形をしている。
環椎横靱帯という靱帯が軸椎の突起を環椎前弓に押しつけるように存在しているが、何らかの原因でこの靱帯がゆるんだり切れたりすると環椎と軸椎が不安定となり、首を前屈させたときに環椎が前方へずれることによって脊柱管が狭くなる症状で、
関節リウマチ患者やダウン症で頻度が高い
症状としては
1)後頭部痛やしびれ
2)手足のしびれ、運動麻痺、排尿障害
治療としては、
電気治療にて首周りを緩め、その後イオン枕によるけん引、
その際の注意点として患者様が首に力が入らないよう持ち上げてあげてけん引する。
また、患者様にしてもらう事として、タオルを使った運動などを継続してもらう。
また子供さんに多い症状として [環軸椎回旋位固定]があります。
環軸椎回旋位固定とは、首が左右どちらかに傾いていたり、傾いたまま動かせなくなる斜頚と呼ばれる疾患の一種で、症状としては首の傾きの他、無理に動かそうとすることで非常に強い痛みを伴います。
10歳以下のお子さんがなりやすいです。
首の1番目の骨は環椎と呼ばれ、2番目は軸椎と呼ばれており、この二つの関節が動くことによって首が動かされます。が、この環軸関節が亜脱臼をしてロックがかかった状態になったものが環軸椎回旋位固定です。運動の軸となる歯突起は 環椎と連絡のある靭帯によって取り囲まれています。 ところが子どもさんの場合、 この歯突起の形状が未成熟であり、 さらに周囲の組織が柔らかいので亜脱臼しやすい状態にあります。なので一旦ロックした状態になると、靭帯が緊張し歯突起が動かなくなってしまいます。
強い衝撃によってなるということではなく、 ほんの些細なことで起こります。
多くは原因不明で、 10%ほどはのどの感染症に関連しておこるものがあるようです。
軽微な外傷などをきっかけに起きます。子どもが急に首の痛みを訴え、同時に斜頚を呈し、首をほとんど動かせない状態となります。風邪症状が先行している場合もあります。
鑑別としては
・首が曲がったまま戻らない。
・首を動かせない。
・腕の感覚が鈍くなったりする。
・無理に動かそうとすると痛みを生じる。
[治療と予後]
早期の環軸椎回旋位固定の場合は、ほとんどが数日から10日程で自然治癒します。治療では、1週間以上たっても治癒しない場合には、牽引治療を行うこともあります。関節変形がみられ整復が困難な場合や神経症状を伴う場合には整形外科で手術となることもあります。
子どもさんが突然首が痛いと言って曲がったままの状態になり、動かせなくなるので、親御さんも非常に不安になり来院されます。処置に至るまで長い時間がかかってしまうと、 筋肉や靭帯の緊張が強まるので、 なかなか治りにくくなります。
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