こんにちは、鶴橋こころ整体整骨院の坂口です。
前回までは、足首より先の疾患の話をしていましたが、今回から足首より上の疾患の話をしていきます。
では、今回はシンスプリントの話をさせて頂きます。
シンスプリントは、結構有名な疾患になるので聞いた事がある人が多いと思います。シンスプリントとは、足のスネの内側下方三分の一のところに痛みが出る疾患です。原因としては、主に後脛骨筋、長趾屈筋、ヒラメ筋が骨膜(骨を覆うサランラップみたいなもの)が引っ張られて炎症を起こす、もしくは健と骨膜がこすれることにより炎症を起こし痛みが出ます。なぜ炎症が起きるかというと、足の筋肉の使い過ぎ(オーバーユース)により起きることが多く、走る、飛ぶなどをするスポーツ活動に多く見られます。またスポーツの初心者にも多いです。
他にも要因が多く練習量の増大、スポーツをする環境の変化(アスファルトや硬い地面でのランニング)、靴のクッションの低下、新しい靴に変えた、偏平足、もしくは回内偏平足、筋緊張の増大、筋肉バランスの崩れなど、色々と言われています。
この疾患は痛みが出ると痛みが取れるまでに時間がかかり痛みがある中でスポーツをやり続けると疲労骨折につながることもあります。
痛みの出方にも特徴があり、一日の中でスポーツの始めは痛みがあり、途中は痛みが低下し、スポーツが終わると痛みが強くでます。動き始めは筋肉が硬いので痛みが出て途中に筋肉が温まってくると痛みが低下し、スポーツ後は炎症がひどくなり痛みがでるという流れです。
治療法は痛みが軽度の場合は練習量の制限をして筋緊張の改善、靴の見直しなどをして経過観察をします。痛みが強い場合は練習の中止を行い、筋緊張の改善、靴の見直しなどします。鍼治療が有効で深い筋肉をほぐすことが出来ます。安静にすると症状の改善はありますが、また同じようにスポーツをすると再発することが多いのでスポーツの復帰の仕方を気を付け、指導者とのコミュニケーションが必要です。
整骨院での診断、診察、治療がかなり有効な疾患になるので痛みを感じたり、違和感があるときは早めに受診をして治療をおすすめします。特にこの疾患は身体能力が高い子供ややる気が高い子供がなることが経験上多いので痛みがあるが休むのがイヤで我慢をしてやり続けてしまうことが多いです。指導者や周りがよく見てあげて少しでも早く治療をして早く復帰してもらうのがその子のためにもつながると思います。
本日はこれで終了になります。
足関節捻挫は→こちら
Google検索では
下記をクリック