こんにちは、鶴橋こころ整体整骨院の菅野です。
今日は、眼精疲労についてお話しますね?
しつこい肩こりや頭痛、慢性的な身体のだるさに、長らく悩んでいませんか?
もしあなたが日常的にスマホやパソコンを多用しているなら、このお悩みは眼精疲労が原因かもしれません。
いつもスッキリしない気分を抱えたままは、つらいですよね。でも病気というわけではないから、忙しい現代女性はそれらの症状を受け入れ、諦めてしまいがち。
今回は、眼精疲労と身体の不調、その関係について詳しく説明していきます。
単なる目の疲れとは違う【眼精疲労】とは?
眼精疲労と聞くと「眼が疲れているだけ」と軽く考えられがちです。
たしかに、眼精疲労は一言でいえば「目の過労」です。が、じつは医学的には、単なる目の疲れ(眼疲労)とは区別されているんです。
眼精疲労とは、以下のような症状を指す医療用語です。
○眼疲労が原因で、日常生活に支障が出ている
○眼疲労が原因で、身体に影響が及んでいる
○眼疲労の原因が、目や身体の病気あるいは精神的ストレスにある
単に目が疲れただけなら休憩をとれば回復しますが、過労が進み眼精疲労に至ってしまうと、休憩しても症状が治まらなくなります。
たかが目の疲れと侮らず、その疲れをその都度取り除いてあげることが大切です。
精神状態にまで作用する、眼精疲労の症状を知ろう
眼精疲労の症状は、以下の3つに分かれます。
○目に現れる症状
眼精疲労の症状は、まず初めに目そのものに現れます。
目をさほど酷使したわけではないのに、以下のような不快感を感じやすくなります。
*すぐに目が疲れ、つらくて物を見ていられない
*目の奥が重苦しい、ずきずき痛む
*まぶたが重く感じる
*目が乾いたり、涙が出る
*しょぼしょぼする
*充血する
また一方で、
*視界がぼやける、かすむ
*視線を移動したとき、焦点が合いづらいと感じる
*普段通りの生活をしていても「まぶしい」と感じる(光過敏)
など、見え方に変化があることも多いケースです。
○身体に現れる症状
眼精疲労に伴う身体の症状は個人差があり、人によって様々です。以下は主な症状ですが、それぞれ起こりやすい人も起こりにくい人もいます。
*肩こり
*頭痛・頭が重たい感じ
*めまい・吐き気
*首から肩や腕にかけての痛み、だるさ
*背中の痛み
*手足のしびれ
*胃もたれ・胃痛
*食欲不振
など。
見えにくいことへのストレスや、よく見ようとして姿勢が悪くなることなどから起きる血行不良が多いに関係している、と言われます。
○精神面に及ぶ症状
眼精疲労が進行すると、精神面にも影響を及ぼします。
*不眠
*倦怠感
*イライラ
*不安
*抑うつ状態
など。
これは気のせいや単に疲れたせいというものではなく、視神経と脳のつながりが深いためです。コントロールできない症状なので、軽く考えず、きちんと回復につとめましょう。
眼精疲労は、自分が感じるよりもずっと大きく脳に負担をかけ、うつ病と似たメカニズムまで発生させてしまうのです。
重なると引き金になる、眼精疲労の様々な原因
眼精疲労の主な要因は、一言でいえば「目の過労」。
しかしこのような症状が出るに至るには様々な原因があり、いくつか重なっていることが多いです。
たとえば、以下のようなもの。
*近視・乱視など視力の問題
*眼鏡やコンタクトレンズが合っていない
*長時間のパソコン・スマホ使用
*机の高さや部屋の明るさなど作業環境
*睡眠不足
*バランスの悪い食生活(栄養不足)
*緑内障・白内障など目の病気
また、シックハウス症候群といったアレルギー、耳や鼻の病気などが関係してくるケースもあります。